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【コラム】能力の土台となる「地頭力」を備え、時代を切り開く子どもに 第一話

コラム

今日本で大きく注目を集めている「幼児教育」。幼児教育と言っても、何からはじめて良いのか、なにが子供にとって最適なのか、わかない方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決すべく、まず幼児教育とはなにか、なぜ重要なのかを理解しましょう。

幼少期の教育が人生を左右する

先進大国アメリカの経済学者ジェームス・ヘックマンは、著書「幼児教育の経済学」にて、

「5歳までの教育がその後の能力や人生を左右する重要なものであり、国家の教育予算は幼児教育に最も投資するべきである」(※1)

と述べています。

ジェームス博士がいうように、従来のようなテストで点数化できる認知能力に加えて、コミュニケーション能力や協調性、Grit(やり抜く力)といった「非認知能力」が重視される様になってきています。
認知能力と非認知能力を同時に育むには、幼少期の取り組みが非常に重要です。世界的にも「この考え方で幼児教育の改革をしていこう」という流れが起きています。

では、日本の幼児教育の現状はどうでしょうか?

幼稚園や保育園で主流となっている「お遊戯会」や「発表会」は、非認知能力を育むのに適した取り組みだと言われていますが、毎年の慣例行事となっていて、子供達は決められたスケジュールにのっとって決められた練習を繰り返しますので、自主性が育ちにくいという傾向にあります。

また、日本の一般的な幼稚園や保育園の先生方は、教科学習に対して消極的なところが多く、小学校へのスムーズな移行ができない子供達が散見されます。学びの習慣が薄いため、授業中にじっと座っていられないといった問題が多発しています。特に算数で苦しむ子供が多いことが特徴です。これは、自身で考える能力が弱い為と考えられます。
※1(注釈):ジェームス・ヘックマン博士(アメリカ人労働経済学者。2000年にノーベル経済学賞を受賞)  代表著書 「幼児教育の経済学」

非認知能力が問われる時代に

ビッグデータやIoT、AIが拡がりを見せ、人間本来の能力が今まで以上に求められています。また、社会が多様化したことで、一人で物事を解決することが難しくなり、集団で問題解決していくスタイルがトレンドとなっています。
アメリカの大ヒット映画「アベンジャーズ」などを観ていても、従来の一人のヒーロが悪と戦うスタイルから、様々な特殊能力を持ったヒーロたちが助け合いながら力を合わせ悪に立ち向かうスタイルへと変貌しています。

こうした時代背景を反映して、入試や学校教育の在り方も大きくかわりつつあります。

日本の小学校受験においても、最近は従来のペーパーテストを廃止し、「行動観察」や「口頭試問」だけといった学校も現れてきました。行動観察とは、当日与えられた課題に対して初めての環境、チームで子供がどの様に取り組むかを見るというテストです。口頭試問では、子供達の普段の日常を知るため、様々な工夫がなされています。

ある小学校では、毎年、面接の際に子供に「カレーの作り方」を質問するそうです。毎年、同じ質問をしていると、受験塾に通う子供達は、カレールーの箱に書かれている作り方を丸暗記してくるそうです。そこで、その質問の後に「では、クリームシチューはどう作るの?」と聞くと、丸暗記してきた子供たちはたちまち固まってしまうそうです。実際に家でお母さんと一緒に作ったり、キャンプなどに参加して実際にカレーを作ったことのあるお子さんであれば、カレールーの替わりにクリームシチューの素をいれれば、具材や調理方法はほとんど同じですので、自分の言葉で説明することができるのです。


上記の例のように、花や虫を図鑑やドリルで丸暗記するのではなく、幼少期には実際に山や川などに出向き自然と触れることが重要なのです。面接官の先生はそういう様子を知りたいのです。

次章につづく

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